実に残念なことだ
このデイを離れて1年以上たつが いつまでも私の心に残る方だった
まさに戦前、戦中、戦後と我々とは異にする世界を生きてきた
ある種の雲の上出来事っだたかも知れない もう少し話がしたかった
畏怖にも似た強い力をはなちながらも 茶目っけも・・・
伝統芸能の世界に日本古来の和をつきつめてきた方だ
いつも背筋がのび手指を揃え脚の前におき歩いていた
新しいスタッフが入るといつも厳しい口調で言っていた
「一畳は何歩で歩くの?」・・・
本日 弔いのお別れに行ってきたが 「今も息をし起き出しそうな少々痩せた美しいお顔」
これが 若かりしころをほうふつする本当の姿なのでしょう
衣桁には「きれいな桜鼠色」の着物がかけられており 終わりなき芸の道に旅立たれた
「哀悼の意を表します 安らかな永眠を」